ジパング ZIPANG

僕の妹に最近彼氏ができた。彼は僕と年齢がそう離れていない自衛隊員だそうで、まだ一度も会ったことはないけど僕に似て性格が屈折している妹と付き合ってくれるくらいなので、まず間違いなく性格のよい好青年なんだろうとは思う。

そんな彼から、先週突然僕宛に荷物が届きました。中にはメモが入っており、「○○さん(妹)から聞きましたが、こういうのが好きだとのことでしたので」とご丁寧にもジパングという漫画が36冊もおくられてきました。

ジパング 37 (37) (モーニングKC)

色々と忙しい時期だったので正直漫画は勘弁してほしいとは思いましたが、彼の心遣いに答えなければいけないと思って渋々読み始めたのですが・・・。

何ですかこれは。面白すぎるんですけど!!

ここからは若干ネタバレも含みますが、まず最初に少し読んだ時点で面食らったのが最新鋭のイージス艦が太平洋戦争時にタイムスリップしたという設定。「あぁ~、タイムスリップか(苦笑)」と正直思いました。が、単なるタイムスリップ物で終わらないのがこの漫画で、物語の本筋を「過去の戦時下において専守防衛主義の自衛隊がいかに考えて行動するか」においているため、単なるミサイルの打ち合いに終わることなくひとつひとつの場面とその決断において色々と考えさせられる深い内容になってます。

僕個人はどちらかといえば自衛隊に関して否定的な考え方を持っていますし、先日の航空幕僚長の論文問題など言語道断だとは思います。ですが、こういう内容の物語に触れることで僕自身の考えが浅いことに気がつきますし、そういう発見をきっかけにあれこれ学んでいくきっかけにはちょうどいいなと思います。

そして、ここまで書いて気がついたことは、僕はまんまと妹の彼氏の作戦にはまったのかもしれないということ。もしかしたら「自衛隊に関して否定的」ということを妹から聞いて、そのうえでこの漫画を送りつけてきたのではないか。見方が変わることを期待して。考えすぎか。それにしても現役の自衛隊員も自衛隊の漫画を読むんだなぁ。いつかは彼の意見も聞いてみたい。

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