以前、スカパーの「MONDO21」にて放送された「山田五郎アワー新マニア解体新書」という番組で工場マニアの回があったのですが、僕はそれを見たときにはっきりと自覚しました。僕もおそらくは工場マニアであると。
そして、同番組にも出演していた工場マニアである石井氏が撮影・執筆した「工場萌え」という写真集が予想以上の売れ行きで、しかも工場見学ツアーなども大盛況であるという記事を読んで、「よかった、僕は一人じゃないんだ」という安堵感と、ささやかな喜びを感じています。
むき出しのパイプや夜間照明に浮かび上がるプラントなど、工場を造形美として観賞する動きが広がっている。工業地帯を撮影した写真集が人気を集め、観光資源として生かそうと、工場ツアーを企画する自治体も出てきた。高度成長期に公害の象徴のように扱われた工場群が、今見直されている。
YOMIURI ONLINE:工場の美 再発見、写真集人気 ツアーに女性殺到より引用
僕は北海道在住ですが室蘭市に親戚がおり、物心つく前からちょくちょく遊びに行ってました。で、この室蘭市こそが「工場萌え」の聖地的な都市なんです。「鉄の街」と称されるだけのことはあり、国道沿いは鉄鋼関係のコンビナートだらけ。さらに白鳥大橋という名のつり橋から眼下を眺めると、さながら「宇宙基地」といった絶景が広がります。僕が工場マニアになった理由は、小さな頃に室蘭の工場を見たときのインパクトが強烈だったことが原因じゃないかと思ってます。
ね、すごいでしょ。そして、前述引用先の締めくくりに山田五郎大先生がすばらしいコメントを寄せていましたので、最後に引用しておきたいと思います。
「今はあらゆるものが電子化されて小さく軽くなり、手触りを失っていく時代。便利だけれど、少し不安もある。高度経済成長期の巨大建造物に『萌える』のは、努力の結果や進歩が目に見えた時代へのあこがれであり、圧倒的な存在感や質感にある種の安心感を求めているのだと思う」
YOMIURI ONLINE:工場の美 再発見、写真集人気 ツアーに女性殺到より引用